【意思表示の構造】
【意思表示の構造】

 動機(由縁) → 意思(内心的効果意思) → 表示意思 → 表示(表示行為)

 「意思表示」は伝統的な意思主義の考え方によると、まず、なんらかの行為を行おうとする「動機」に導かれて、具体的な法律効果を欲する意思(内心的効果意思)が形成され、それを相手に伝えようとする「表示意思」を媒介として、実際の表示行為によって「表示」される、ということになる。
 このなかで、意思表示の重要な要素は「意思」と「表示」であり、「動機」と「表示意思」は意思表示の要素ではない、と考えられている。